ひろ加入
カテゴリ : お迎え話
投稿者: たま 掲載日: 2002/9/23
熱帯倶楽部で病気と思われる子を発見、ほっとけなくてお迎えしたひろのお迎え話。

拒食症のせいかガリガリなひろ


なんか中田英寿に似てない?


ちょっとご立腹?


なんだ、バクバク食べるじゃん^^;
 2002年9月23日、その日の私はまだセンチな気分を引きずっていた。前日の朝、ドイツ在住(当時)のnaoさんちのROKUくんがお星さまになったのを知ったのがきっかけだった。その他、個人的に辛い案件を解決してなおも落ち込んでいた。用事があって出かけると交通事故見ちゃうしツイてない日曜日が過ぎて、月曜日は秋分の日で3連休の最終日なのに心は沈んだままだったのだ。
 夕方、友人に使っていないビデオデッキをあげるついでに、ゆいのお披露目ということで、らんとゆいをケージに入れて車で友人宅へ行く。お披露目も済んだし、まだ時間もあるし、らんとゆいもいるし、国道4号線沿いに出てきたからちょっと遠まわりだけど熱帯倶楽部に寄って帰るか、と思ったのが間違いだった。
 熱帯倶楽部に着くといつも良くしてくれるお姉さんはお休みで、もう一人のお姉さんだけだった。そのお姉さん、私の顔見るなりニコニコしながら「とっておきの隠し玉があるんです」と言ってパスバレーのシャンパンの男の子を見せるんです、抱かせるんです・・・。ルビーアイで小振り、毛色はシャンパンにしてはちょっと濃いけどみごとなゴールドって感じなんだけど問題がひとつ、それは極度にやせ細っていたのです。抱いた瞬間、「このこダメじゃん」と店員のお姉さんにいうと、店員のお姉さん曰く、「実は店に入ってからご飯が食べられなくてずーっとバックヤードで栄養食を与えてなんとかここまでにしたんです。明日は予防接種なので他の子と一緒にしても大丈夫かどうか様子をみるためにお店に出してたんですけど・・・。」なんて言うんです。でもね、すでに6匹も飼ってるし、こんなやせ細った子はシナモンズに馴染めないかもしれないし・・・、と、とにかくお迎えできない理由をお姉さんに言うけど、店員のお姉さんは頑張る。
 その子をしばらく抱いているうちにやっぱ情が移ってくる。しかも、今日は妙にセンチな私。かわいそうになってしまってどうしようかと悩んでいると、その子は私の腕を噛んできた。「おっ、こいつ意外と生命力あるじゃん」ってなことで、お迎えする方向で話を進めることにした。その後、違う店員さんにバックヤードにいたときにどのようなものを与えていたかなどを質問して問題ないと判断、この子をお迎えすることが決定しました。
 翌日予防接種だということと、既に1回野村獣医で予防接種を受けているのでワクチン変えるのもよくないということで野村獣医で予防接種をすることにしたので、お迎え日は金曜日の夜にして予約という形でそのままお店に預けることにしました。
 まぁ、その後結局は心配で我慢できなくて1日早いけど木曜日の夜にお迎えに行ったんだけどね(やっぱり親バカ)。今度はいつものお姉さんが対応してくれましたが、バットニュースがあるとのこと。実はこの子を野村獣医で健康診断のときにミミダニが発見されたとのでした。結局、家に帰ってそのままキャリーに隔離し、ミミダニ退治体制になってしまったのでした(T_T) ちなみに、ご飯はバクバク食べているので拒食症の方はとりあえず大丈夫そうです(その後、とんでもない事実が発覚するけど・・・)。
 名前は、お迎えするまでの間いろいろ考えたのですが、元気に育ってほしいのと秀才タイプの雰囲気だったので、私の尊敬するジャズピアニスト国府弘子先生の”ひろ”をいただきました。後日、国府さん本人にご報告したところ、”自分の境遇に似てるところがあるので大事に育てるように”とのお言葉をいただきました。
 最後に名前の件で相談に乗ってくれたKIKA ver.FのKIKAさんに感謝!